RB-35

蒔絵とは

「蒔絵」(まきえ)とは、漆芸の技法の一つであり、発祥は今から1500年前の奈良時代に確立されたとされています。
漆器の表面に先ず漆で絵や文様などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。
金属の薄板を定着させる平文(平脱ともいう)や漆器表面に溝を掘り金銀を埋め込む沈金、アワビ貝や夜行貝などを文様の形に切透かしたものを、貼り込みや埋め込みをする「螺鈿」などとともに、漆器の代表的な加飾技法の一つです。
平文や螺鈿が中国発祥の技法であるのに対し、蒔絵は日本での質の高い漆の生産と、手先が器用な日本人により独自の文化を確立したといわれています。
蒔絵はその初例を、正倉院に現存する「金銀鈿荘唐大刀」(きんぎんでんかざりのからたち)、通称「末金鏤の大刀」(まっきんるのたち)とされていて、末金鏤が蒔絵の語源とも言われています。
また、蒔絵のその艶やかさは、平安時代の貴族社会や武家社会のみならず、江戸期以降の裕福な商人たちの日常生活にも愛用され、特に嫁入道具には欠かせないものとされていました。
「蒔絵」は1500年もの間、進化を遂げ現在に引き継がれてる、海外に類例のない日本独自の伝統的な漆芸技法とされています。


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ご注意:RB-35は装飾品です。走行等による事故等に関しましては弊社では責任を負いかねます。

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